木々津克久先生の代表作、『フランケン・ふらん』。その続編となる『フランケン ふらん frantic』今回は第5巻を紹介していきます。(木々津先生は他に名探偵マーニーなども執筆しています。)
主人公の美少女人造人間・斑木ふらんは裏社会にその名を轟かせる天才外科医。その神秘の手術の腕で、あらゆる患者の 健康・精神・思想の悩みを解決していくが・・・。
グロ要素・鬱要素がかなり多いホラーコメディ作品です。
原作『フランケン・ふらん』は秋田書店の漫画誌「チャンピオンRED」にて2007年8月号から2012年3月号まで連載され、2019年4月号から『フランケン・ふらんFrantic』として連載が再開されました。
『フランケン・ふらん』について詳しくは過去の記事をどうぞ!
『フランケン ふらん frantic』第5巻あらすじ・作品紹介
ブルー・オーシャン
本作は過去にご紹介した『フランケン・ふらん』同様、各話ごとに依頼人が現れ、主人公のふらんがその悩みを解決するという形になります。そのため、特に印象に残るであろう回をいくつかご紹介。
ある日、ふらんのもとに環境団体「O・K・P(オーシャン・キーピング・プロジェクト)」の代表が訪れた。
彼は全生物の母なる海が海洋汚染、乱獲などで壊滅的な打撃を受けていると主張。海を守るためにふらんにある依頼を持ち掛ける。
かれらは海に暮らす人間、いわば「人魚」を作ることで、彼らに権利を主張させて戦おうとしていた。
しかし人間と魚類は種の分化を遡れば無顎類(ウナギなど)まで行きつくほど遠い種族であるため、さすがに悩むふらん。
数日後、ふたたび斑木研究所を訪れた代表にふらんが提示した解決策とは・・・?
人狼は天使の匂い
人体改造手術を施され、圧倒的な戦闘力を持つふらんの姉貴分・人狼ガブリール。
そんな彼女は今某高校で非常勤講師として働き、社会に適応していた。
ある日のホームルームで、彼女は自身のクラスの学級委員長・右崎忍(うざきしのぶ)に同級生・氷室りあんへのいじめをやめるよう警告する。
驚きながら否定する右崎。それに対しガブリールは右崎はクラスの男子・立木佑介に思いを寄せているものの、立木は氷室のことが好きであるため、右崎が氷室に対して嫌がらせを行っていることをクラスメートの目の前で暴露してしまう。
激高した右崎は氷室だけでなく、ガブリールのことも目の敵にするようになる。一方の氷室は学校に行けず悶々とした日々を送っていたが、公園で奇妙な動物に出くわし・・・?
カリブから来た少年
カリブ海の或る孤島。臓器移植用クローン製造工場が摘発され、何人もの子供たちが救出された。
斑木研究所も過去に工場に技術提供していた関係があるため、CIAから子供たちの再教育を依頼されたふらん。
「ストンクリセの子供たち」と呼ばれる彼らは人並外れた知能・才能を持っていた。一方で、自分たちが移植に使われることに同意し、むしろそれを望んでいた。そのためCIAは彼らに抑制的な仕掛けが生まれつき施されていることを疑う。
しかし、あらゆる検査を施しても異常は無く、周りが説得しても移植を拒否しない。
困惑する周囲をよそに、彼等は「移植に使われる」という望みをかなえるためにある手段に訴えるようになり・・・?
『フランケン ふらん frantic』第5巻まとめ
『フランケン・ふらんFrantic』第5巻についての感想・レビューでした。
本作はネットでも有名なグロ作品なので、そちらの描写が苦手な方は正直キツイかも。
しかし、この作品は間違いなく面白いです。
原作が気になるという方は過去の記事で『フランケン・ふらん』も確認してください!
ブログの方もよろしくお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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